HTTPの勉強中に出てきた用語まとめ
はじめに
HTTP通信の勉強をしていて、よく出てきた用語についてまとめたいと思います。
用語まとめ
ステートレス
「ステート」→「状態」、「レス」→「無い」 ということなので、
直訳すると「状態が無い」という意味になります。
もう少し説明を加えると、
状態を保持せず、入力の内容によって出力が決まるものを指します。
もちろん同じ入力の場合は、出力は常に同じとなります。
HTTPは状態を保持しないため、こちらのステートレスなプロトコルということになります。
ステートフル
ステートレスとは反対で、「フル」→「満ちている」ということなので、
直訳すると「状態を持つ」という意味になります。
もう少し説明を加えると、
状態を保持し、同じ入力でも状態によって
出力が変わる可能性のあるものを指します。
FTPやTCP、SSH等は状態を保持するため、こちらのステートフルなプロトコルということになります。
リクエスト
クライアント(Webブラウザ)からWebサーバへ要求を伝えるメッセージを指します。
具体的には、Webコンテンツを表示するために必要なファイル(HTML等)を要求するのに使用します。
レスポンス
Webサーバがクライアント(Webブラウザ)へ応答を伝えるメッセージを指します。
具体的には、ステータスコードと呼ばれる要求に対する応答の種類を表す番号や、
クライアントから要求されていたファイル等を返答するのに使用します。
代表的なステータスコードは下記表の通りです。
ステータスコード | 意味 | 内容 |
---|---|---|
200 | OK | リクエストが成功 |
302 | Found | リクエストしたリソースが一時的に移動している |
401 | Unauthorized | 認証が必要 |
403 | Forbidden | アクセスが拒否されている |
404 | Not Found | ページが見つからない |
500 | Internal Server Error | サーバ内部エラー |
クッキー
HTTPの仕様を拡張し、クライアント(Webブラウザ)とWebサーバ間で
状態を維持・管理する仕組みで、その通信の際にWebブラウザに保存された情報を指します。
WebサーバからWebブラウザへHTTPレスポンスのヘッダを利用してクッキーを送り、
そのクッキーをHTTPリクエスト時に一緒に送ることで、ユーザ識別や状態管理を行うことが可能となります。
プロトコル
データのやり取りするために定められた手順や規約を指します。
HTTPやFTP等は通信を行うための規約であるため、
通信プロトコルと呼ばれています。
ポート番号
インターネット上の通信において、複数の相手と同時接続するために
IPアドレスの下に用意されたサブアドレスのことを指します。
各プロトコルのポート番号のデフォルト値は下記表のように設定されています。
プロトコル | ポート番号 |
---|---|
FTP | 20,21 |
SSH | 22 |
Telnet | 23 |
SMTP | 25 |
DNS | 53 |
HTTP | 80 |
POP3 | 110 |
HTTPS | 443 |
終わりに
いかがだったでしょうか。
自分自身知っていた用語も多くありましたが、
改めて用語の意味を調べてみることで、より理解を深めることができたと感じました。
皆さんも普段使っている用語について調べてみてはいかがでしょうか。